整骨院と接骨院の違いは?整形外科・整体・鍼灸・カイロ・マッサージ腰痛になったらどこが良いの?


どうも!整体院アドバイザーの仙道です。
整骨院とか整体とかもみほぐしとかのお店・・・

ここ数年でめっちゃ増えたと思いませんか?

あれだけお店がどんどん増えてもお店が潰れていないのはそれなりにやっていけている証拠。
でも、一般の人からすると、何がどう違うのかがわからない人が多いようです。

整骨院と接骨院って同じなのか?

整形外科・整体・カイロ・鍼灸・マッサージのそれぞれの違いとは?


自分は結局、どこに行けば良いのか?

ネットで検索してもバラバラに解説されていたり、わかりにくいですよね。

そこで・・・

こちらの記事では、それらを一括でまとめて解説をしております。
いままでのモヤモヤがきっと解消されるはずです!

整骨院と接骨院の違いは?

「○○整骨院」
「△△接骨院」

何か違いがあるのか?
結論としては「名乗り方の違い」だけです。

この2つは同じです。

整骨院(接骨)の歴史は病院よりもはるかに古く、平安時代から続くとも言われています。

そして、20年前ぐらいまでは「接骨院(ほねつぎ)」がメインでした。
「整骨院」と名乗ることができなかったのです。

柔道整復師の専門学校が急激に増えてきてからは、接骨院の数が激増してきました。
そこで「接骨院」は古いイメージがあるので「整骨院」と名乗ることが増えてきました。

いまでは「ほねつぎ」ではなく「整体」のイメージで
「整骨院」と名乗るところが大半を占めているということです。

ですので、整骨院も接骨院も結局は同じということです。
※以下「整骨院」と呼ばせてもらいます。

 

整骨院と整形外科・整体・鍼灸院・カイロ・マッサージとも何が違うのか?

整骨院と接骨院は同じだということがわかりました。

じゃあ、整形外科・整体・鍼灸院・カイロ・マッサージとは何が違うのか?
それぞれの違いもはっきりさせていきましょう!

それぞれの違いの一覧表

名称資格健康保険診断権
整骨院整骨院
接骨院
柔道整復師
(国家資格)

(制限あり)
×
整形外科医院・病院
整形外科
医師
(国家資格)

(制限なし)
整体整体院
治療院
なし
(民間資格)
××
鍼灸院鍼灸院
鍼灸整骨院
鍼灸師
(国家資格)

(制限あり)
×
カイロカイロプラクティック院なし
(民間資格)
××
マッサージもみほぐし
リラクゼーション
なし
(民間資格)
××

それでは、ポイントを解説していきます!

健康保険の取り扱いについて

誰だって保険がきいて安く治療や施術が受けられるほうが良いですよね?
ここでは、保険についてのお伝えをしていきます。

整形外科:

どんな症状でも健康保険が適用されます。
極論を言えば、健康体でも保険が適用されてしまいます。

ですので、健康な高齢者が通って無駄な医療費を垂れ流していると一部では言われています。

整形外科の待合室での会話
「○○さん最近、見ないわね~」
「腰痛で来れないらしいわよ~」

・・・半分冗談、半分本気で患者同士でこんな会話が行われているようです。

整骨院:

厚生労働省では柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて決まりがあります。
「整骨院や接骨院で骨折、脱臼、打撲及び捻挫(いわゆる肉ばなれを含む。)の施術を受けた場合に保険の対象になります。」

整骨院は柔道整復師という国家資格を保持しています。
医師との決定的な違いは「診断権」がないことです。

この痛みは「打撲」なのか「捻挫」なのか診断ができないのです。
だから、患者さんの症状から独自で判断し保険請求を行っているのです。

こちらでも詳しく解説しております▼
>>【大暴露】整骨院での保険適用される基準はあるのか?「あなたは保険適用外!」


鍼灸院:

鍼灸の場合は保険が適用される症状が決まっています。

神経痛
リウマチ
五十肩
頸腕症候群
腰痛症
頚椎捻挫後遺症

これらの症状でかつ初回は「医師の同意書」が必要になります。

医師の同意書がわからない場合は通う予定の鍼灸院や鍼灸整骨院で相談してみてください。
提携している医師がいることが多いです。

マッサージについてのカン違いについて

一般の方たちはよく「マッサージにいってきた」などといいます。

しかし、本来はマッサージという言葉は
「あん摩・マッサージ師」の国家資格を保有しているものでしか使えないワードなのです。

だから、街によくあるお店は「もみほぐし」「リラクゼーション」と名乗っているのです。
マッサージ店とは無資格だから名乗れないのです。

だから、「ハンドマッサージ」などの名称も本当は違法です。
ま、知らずに言っているだけなのです。

テレビなどでもマッサージという言葉は当り前に使用されているので、勘違いしてしまう人が多いのも当然です。

 

 

自分が「肩痛・腰痛・膝痛など」を痛めた場合はどこに行くのが正解なのか?

自分が肩・腰・膝を痛めてしまったら、どこに行けば良いのか?
この判断は本当に難しいところなのです。

まず、絶対的な正解はありません!

病院が絶対正しいとも言えませんし、整体が絶対おすすめとも言えません。
ここでは、整体アドバイザーとしての個人的な意見を言わせていただきます。

明らかに骨折している・・・
おそらく、手術が必要だろう・・・

⇒ こんな場合には「整形外科」に行くことをおすすめします。
その理由は、レントゲン手術ができるのは「整形外科」のみだからです。

「じゃあ、整形外科に行っておけば間違いないんじゃないの?」

ネットで検索しても、病院にいけば間違いない!
レントゲンを撮れば間違いない!

・・・などと言っている人もよく見かけます。

でも、これも実は危険なのです!

その理由としては・・・

レントゲンで異常がないものは「異常なし」とされてしまうから。
手術が必要ない可能性があっても手術をすすめられるから。

お医者さんはある意味「病名をつけるのが仕事」でもあります。
だから、レントゲンで異常が見られなければ「異常なし」とするのです。

あとは、湿布とか飲み薬などの対処療法で完了されてしまうことがあります。

病院では筋肉や骨格を整えるなどは一切行ってもらえません。

また、治療法として西洋医学では「手術」がメインです。
ですので、当然ながら治療が必要なら「手術」をすすめられてしまいます。

身体にメスを入れるのは誰もが避けたいはずですよね。

ですので、僕が個人的におすすめするのは

明らかに骨折している。

以外についてはまず、整骨院・整体に行くことをおすすめします。
(整体は癒し系ではなく治療系の整体院です)

良い整骨院や整体の場合、万が一骨折の疑いがある場合にはすぐに病院を紹介してくれます。
レントゲンに異常がない場合にはまた、戻って治療を開始すれば良いだけなのです。

良い治療院の正しい選び方とは?


良い治療院の選び方での最も大切なポイントをお伝えします。
腕が良いとか経験年数が多いなどいろいろと選ぶポイントはあります。

でも、最も大切なことは・・・

最悪のケースも考慮してくれることです。

僕も学生時代手の指を粉砕骨折したときがありました。
そのときに、まず行ったのが「接骨院」でした。

その接骨院は僕の骨折を疑わず、脱臼として勝手な判断をして
30分以上粉砕骨折した指を引っ張られたのです。

あまりの痛みにその時は「気絶」してしまいました。

粉砕骨折しているので、指が元に戻ることなく結局、手術をしました。
骨折の疑いがあれば、治せると無責任なことを言わず、さっさと病院を紹介してほしかったです。

例えば、頭痛の場合でも「脳梗塞」の疑いがあればすぐに病院を紹介するなど
病院や医師と連携がとれている治療院が最もおすすめです。

病院と連携している整骨院・整体・カイロ・鍼灸院は多いです。
経験上、比較的整骨院や鍼灸院が多い傾向にあります。

まとめ

整骨院と接骨院違いから、整形外科・整体・カイロ・マッサージの違いについて解説をしてきました。

病院以外にもこんなにも治療院が多いということは
逆に言うとそれだけ困っている人が多いとも言えます。

病院で全てが解決できれば、治療院なんて必要ありません。

でも、むしろ病院では何ともできない痛みで悩んでいる人が本当に多いということなのです。

病院だったら間違いない・・・。

そんなふうに考えている人でも一度、整骨院や整体に足を運んでみてはいかがでしょうか?
これまで苦しんだ痛みから解放されるかもしれませんよ。